KURISもステークプールオペレーターですが、
もしオペレーターではなくて委任する側だったらどういう選び方をするのか?
「こういう事を考えて選ぶのか」と参考にしていただければ幸いです。
KURISの選び方ではなく、一般的にどういう選び方をすれば正解に近いのかを知りたい方には
こちらの記事でまとめております。
日本人オペレーターから選ぶ
ステークプールの数は現在2021/8/29の時点で3000個弱。
そのうち、日本人が運営しているプールは60個ほどです。
この日本人オペレーターの中からプールを選びます。
何故日本人プールオペレーターが良いのか?
正確には、日本語が流暢なオペレーターが良いです。
オペレーターと委任した側の間には基本的にコミュニケーションはありません。
オペレーターは、自分から営業または委任者から教えてもらわない限り、
誰が自分に委任しているのか知り得るすべはなく、
委任する側も自分からコンタクトを取らない限りこの2者間で会話は発生しません。
いいんです。
ブロックを全て生成し、「予想通りの報酬が分配されている内」は
コミュニケーションを取らなくても大丈夫です。
しかし、
なぜか分からないけど報酬が貰えなかったら?
なぜか分からないけど報酬が少ない気がしたら?
- スロットリーダーに選ばれてなくて、ブロック生成できていないのか
- スロットリーダーに選ばれたけど、ブロック生成する時にサーバーがダウンしてたのか
- サーバーがダウンはしてなかったけど、サーバースペックが足りなかったのか
- リソースは十分だったけど、ブロック生成に必要な証明書が期限切れだったのか
- 証明書は期限切れじゃなかったけど、証明書ファイルが破損していたのか
- ブロックは生成したけどブロックチェーンに追加されず、報酬が得られなかったのか
- 追加はされたけどネットワークに不具合が発生して報酬分配がされていないのか
- プロトコルのアップデートに関するニュースがあったが、それに関係しているのか
- それならば関連ニュースは報道されているのか
- 報道されていない生の情報がSNSで発信されているのか
- 自分の資金は無事なのか
そんな疑問が浮上した時、もしオペレーターが日本語を話せなかったら?
委任している身としても、とても不安になります。
もしあなたの一番得意な言語が日本語なら、
同じく日本語が流暢な日本人オペレーターを選ぶと
いざという時とても助かります。
以上が、もしKURISがプールを選ぶなら日本人オペレーターから選ぶ、ということの理由です。
そしてこちらは日本人が運営しているプールのリストです。
※ タップすると新しいタブが開く

リストはX-StakePoolのオペレーターの善意により作成・更新されています。
X-StakePoolのHP
このリストには日本人が運営している優良プールが数多くありますが、
以下にこの中から「4つのプール」を例としてピックアップしました。
それぞれのプールを選んだ理由を、
こちらの2つに分けて「何でそのプールを選んだのか」を説明します。
- 【選定基準】プール情報
- プール紹介サイトのデータから見るオススメ理由
- 【選定基準】オペレーター情報
- SNSやホームページから見るオススメ理由
今回は色んな選び方を紹介したいため、
あえてそれぞれ違うオススメ理由を書いています。
※ 例えば「オペレーターの技術力が高い」事をオススメしていても
他のオペレーターが低い訳ではございませんので、こちらを踏まえて読んでいただければと思います。
ステークプール 1/4:MIYABI KYOTO
【選定基準】プール情報
委任者数とTwitterフォロワーの数の比率が良い。
下の画像は
委任数100人までの小規模プールにおいて、
委任者に対してのTwitterフォロワー数をバブルチャートにしたものです。
- 縦軸は委任者の数
- 横軸はTwitterのフォロワーの数
- バブルの大きさはプールのサイズ

私の仮説ですが、
- Twitterを通して効果的なマーケティングをしている
- オペレーターの発言や活動に共感している委任者が既に一定数いる
こちらに当てはまる時、フォロワー数と連動して委任者の数も一定の割合で増えると考えています。
※ ただしオペレーターのTwitterアカウント開始日≒プール開設日が前提
そして、グラフではその条件に当てはまる理想のプールを
ベンチマークとして楕円で囲みました。
楕円に入ってないからといってマーケティングが効果的じゃない
というわけではないですが、
おおよそフォロワー数が24人増える度に委任者数が1人以上増えている小規模プールは、
これから委任数も増えて報酬も増えるであろうブルーチップ
と考えています。
そしてMIYABI KYOTOは現時点でも20人フォロワーが増える度に
委任者が1人増えているので、十二分に成長性の優れたプールだと思います。
【選定基準】オペレーター情報
MIYABI KYOTOはステークプール報酬を京都の伝統産業に寄付する活動をしています。
京都は1000年間もの間都として栄え、匠の技術によって洗練されてきた西陣織や清水焼などの伝統工芸も、
今や後継者不足や原材料の確保難の影響で危機に貧しています。
そんな京都の伝統工芸を守るべく、MIYABI KYOTOはオペレーター報酬を基金として積み立て、
日本人が誇る京都の文化をカルダノのプラットフォームを通して支援しています。
私自身京都には友達もいて、何度か観光で訪れた事ありました。
とても素晴らしい場所です。
MIYABI KYOTOに委任するということは、京都の雅やかな文化を他の委任者と
一緒に守っていることと同じ。
京都が好きならMIYABI KYOTOに委任しましょう。
ステークプール 2/4:WYAM-StakePool
【選定基準】プール情報
オペレーターが設定している固定費とマージンが低くて報酬の還元率が高い。
単純ですが、非常に大事です。
ステークプールに割り当てられた報酬から固定費が引かれ、
更にその後からマージン%が引かれた額が、最終的に委任者に分配されます。

この固定費とマージンは、オペレーターが自由に決められます。
WYAM-StakePoolでは、は固定費は最低設定可能である340ADA、
そしてマージンも最低の0%に設定しています。
つまりWYAM-StakePoolの手数料は、
同じ規模のステークサイズのプールのうち、最も委任者への還元率が高い設定です。
【選定基準】オペレーター情報
WYAMという名前は「With You And Me 〜あなたと私と」から命名されているそうです。
ブロックチェーンの仕組み上、
常にオペレーターがブロックを生成し続けないとネットワークは維持できません。
そしてブロックを生成するためには、プルーフ・オブ・ステークの性質上
委任者の助けなしでは90%以上のプールはブロック生成できません。
WYAMという名が示すとおり、WYAM-StakePoolは常にカルダノネットワークのため、
そして委任者のためになるような最新情報を発信してくれています。
仮想通貨は価格変動が大きい。
投資価値が高いADAも瞬きしている間に1年間で数円から300円になりました。
(1年も目開けてたらドライアイになってしまうというツッコミはご容赦ください)

そんな成長性の高い銘柄に対し、先駆けての投資戦略を立てるためには、
日本のテレビや大型ニュースサイトで取り上げられる頃に知るのでは遅いです。
WYAM-StakePoolでは、委任者のためになる鮮度の高いカルダノ情報から、
警告すべき新しい詐欺手口への警鐘などをビックリする早さで提供してれています。
アーリーアダプターとして一緒にカルダノの最先端を体験したい人はWYAM-StakePoolに委任しましょう。
ステークプール 3/4:日本壱プール
【選定基準】プール情報
委任者の数の上昇率が高く、トレンドを形成している。
ステークプール紹介サイトのADAPoolsでは、各プールの詳細ページから
ブロック生成パフォーマンスのレポートが見れます。
※ 以下は日本壱プールのパフォーマンスチャート

しかしデフォルトでは、ブロック生成数、委任者数、ステークサイズ、ROA、Luckなどが同じチャートに
まとめられてまぁ見にくいです。
これを項目をタップする事でオフにし、委任者(Delegators)だけを表示されるようにします。
すると、一部のプールでは委任者の数がトレンドを形成して増えていくのが分かります。

ステークサイズは、各委任者がどれだけ委任したかでバラつきがあるため、
サイズの増減から得られる情報はあまりありません。
しかし、委任者の数が減ることなく、順調に増えていているというのは、
現在の委任者がステークプールの運営やオペレーターの活動に満足している証し
でもあります。
【選定基準】オペレーター情報
カルダノは他のどの仮想通貨も成し遂げていない真の分散化を目標としています。
つまり、
- ブロック生成の分散化
- ネットワークの分散化
- ガバナンスの分散化
そしてそれを達成するためには、世界中でカルダノネットワークと繋がる環境がないと
成立しません。一極化や単一障害点の要因になってしまいます。
ところが環境を構築するための資料は全て英語。
「これでは英語が苦手な国では遅れを取ってしまう」
そんな問題が直面している中、日本壱プールは、ステーキングが可能になった
2020年の7月29日の初期の頃からプール運営をし、当時から率先して
日本人のオペレーターを増やすべく今もなお構築と運用のサポートをしています。
日本壱プールを始め、日本カルダノコミュニティの貢献に尽力したメンバーが
いなかったら今頃日本人SPOはこんなに増えていません。
日本上場ももっと遅れていたと確信しています。
カルダノをより広く日本に広めたいのなら日本壱プールに委任しましょう。
ステークプール 4/4:SITION POOL
【選定基準】プール情報
ブロック生成に十分なステークサイズと安定したROA。
ある程度のステークサイズになると、ROAが安定してきます。
※ グラフデータはSITION POOLのものではありません。


固定費・マージン・パフォーマンスの条件が同じであれば、
どちらも長期的に委任した場合の報酬の平均に差はほとんどありませんが、
安定していることのメリットとして、
直近の収入額が予測しやすいため、利確計画が立てやすい
ことが挙げられます。
SITION POOLは3つのステークプールを運営しており、
どれでも安定したROAが得られるため、利確計画の設計に向いていると言えます。
【選定基準】オペレーター情報
カルダノの価値がまだ低い時に買って高い時に売れば億万長者になれる。
カルダノの魅力は、そんな「投資価値が高い金融商品であること」だけに留まりません。
カルダノのアップデートには全て「ビジョン」が含まれています。
- 資産管理や通貨取引するのに銀行に依存する現状の中央集権からの解放
- 契約に政府の事業や民間の仲介に依存している現状の打破
- デジタルアイデンティティをGAFAを始めとする中央集権から自己主権型(Self-Sovereign Identity)へ
SITION POOLのHPでは、カルダノがもたらす可能性、確実に到来するミライの形を、
テクノロジー面・新たなるビジネスチャンスや既存市場への影響の面から分析した記事が
数多くあります。
実は私にとって、ステークオペレーターになる前に初めて辿り着いたHPがSITION POOLでした。
カルダノに市場価値だけでなく、ビジョンにも惚れ込んでいる人はSITION POOLに委任しましょう。
さいごに
オペレーターと委任者の関係は起業家と株主に似ています。
そして株主の視点からすると、どれだけ自分により大きい利益をもたらすかも大事ですが、
ステーキングにおいてそこはあまり大差がない以上、
やはり後はどれだけオペレーターの活動やビジョンに惚れ込むかではないでしょうか。
より Profitable なプールを見つけるのではなく
より Favorite なオペレーターを見つけることが後悔しない委任につながります。
この記事を読んだ方にとって、少しでもステークプール選びの参考になれば幸いです。
最後までご高覧いただきありがとうございました!