「Minswap」はCardanoブロックチェーン独自の資金調達システム
「Catalyst」から誕生した今注目のDEXです!
「SundaeSwap」に続きMinswapでもイールドファーミングが出来ます。
SundaeSwapでイールドファーミングする手順はこちらを参考にしてください。
DEXやイールドファーミングに関しての詳細はこちらの記事をご参照ください。
以下では、Minswapでイールドファーミングしてファームトークンの「MIN」を
貰うまでの手順をご紹介します。
Minswapとウォレットを接続
Minswap(https://minswap.org/)にアクセスして「Enter App」を押下します。
類似の詐欺サイトも存在するので、検索する際は必ずURLを確認してください。
「Connect Wallet」を押下します。
接続するウォレットを選択します。
ここでは「CCVault」を選択しました。
「ccvault.io」はNamiと同じくGoogle Chromeのプラグイン型のライトウォレットで、
KURISはccvault.ioに既存のNamiウォレットを復元して使用しています。
Namiウォレットの作り方はコチラ
ウォレット側でMinswapの使用を許可し、接続が完了すると
UI上にウォレットアドレスが表示されます。
流動性を提供する流動性プールを選ぶ
トップメニューの「ファーム」を押下するとイールドファーミング出来る
トークンペアの一覧が表示されます。
このページではプール情報が少ないため、もっと詳細をみたい場合は
「Overview」から詳細を見れます。
① プールで扱っているトークンペア。例ではADAとMELDを交換できるプールです。
② ADAに対するトークンの価格。
③ TVL(Total Volume Locked)プールに預けられているトークンの時価総額(単位はADA)
④ 過去24時間の取引高。
⑤ 過去7日間の取引高。
⑥ 注文の順番待ち。この数字が大きいほどトークンスワップに時間を要します。
⑦ 流動性を提供することで得られる手数料。
こちらの情報が物足りなければConMarketCapでチャートやプロジェクト概要が見れます。
トークンの公式サイトでWhitePaperを読んだり、公式Discordサーバーに入ってみて
コミュニティと開発のサポート面から分析しても良いかもしれません。
今回は例として「ADA/MELD」プールに流動性を提供します。
トークンペアを用意
「ADA/MELD」プールに流動性を提供するには
提供するMELDの枚数 x MELD価格 = 提供するADAの枚数 x ADA価格
になるように両方のトークンが必要です。
MELDを持ち合わせていないため、一部のADAをMELDと交換します。
そもそもADAが少ない場合は、ステーキングを委任すると年利約5%でADAが増えます。
メニューの「Trade」で移動してください。
交換トークンをMELDに設定し一部のADAをMELDと交換します。
① 最小購入枚数。注文中も価格は変動します。この値は約定時に担保される最低交換可能枚数です。
② スリッページ許容度。最小購入枚数と推定購入枚数の差分から、最大スリッページが計算できます。
画像の場合、最大で約0.14MELD少なく交換されます。
( 5382 MELD - 5410 MELD ) * 0.005 = - 0.14 MELD
③ 価格への影響。計算された価格と現在のプール内MELDの価格との誤差。
④ 流動性を提供する事で得られる手数料(単位はADA)
⑤ オフチェーンでトランザクションを処理するLaminar Batcherに支払われる手数料。
⑥ 証拠金として支払われるADA。トランザクション成功時に返却される。
赤い矢印のところを押下すると細かい設定ができます。
スリッページ許容度を設定したり、注文のプロセスに応じて通知音が流れるよう設定できます。
ちなみにこちらの設定は流動性の提供やZap機能でもできます。
戻って「Swap」ボタンを押下するとウォレットでパスワード入力を求められます。
入力すると交換注文が出されます。
注文トランザクションが成功すると、「Orders」から確認できます。
トランザクションの混雑具合によっては数時間かかるので、しばらく待ちましょう。
「Queuing」が「Completed」になれば交換完了です。
出した交換注文をキャンセルする
タイミングによっては待機中に価格が高騰し、スリッページの範囲に収まらず
注文が約定できない事があります。
その時はスリッページの範囲に価格が戻るまで待機するか、注文をキャンセルします。
「Cancel」を押下するとキャンセル注文が出されます。
Collateralが設定されていないと言われたら
「Collateral(担保)が設定されていない」関連のメッセージがMinswapで表示された場合、
ウォレット側でCollateralの設定をすると解決します。
ccvault.ioでは「Settings」の「Set Collateral」から設定できます。
さいごに
イールドファーミングの流れをおさらいしますとこの様になります。
- 流動性プール(Liquidity Pool)にトークンペアを預ける
- トークンペアを預けるとLP(Liquidity Pool)トークンが即座に貰える
- LPトークンを一定期間預けるとファームトークンが貰える
SundaeSwapでもイールドファーミングしていますが、
Minswapと比較すると現時点では以下の印象を受けました。
Google TrendによるとSundaeの方が人気
Minswapの人気は直近では少し上昇傾向にある
Tweet BinderによるとMinswapの方がTwitterでは若干盛り上がっている
SundaeSwapの方が圧倒的に早い
注文数などの過熱度やネットワークの混雑によるものかもしれませんが、
MinswapはトランザクションがSundaeSwapと比較して遅い印象を受けました。
イールドファーミングできるトークンペアはMinswapの方が多い
ファームトークンが貰えるトークンペアの種類は、2022年3月18日の時点で
SundaeSwapでは3つなのに対しMinswapは11個ありました。
Minswapで流動性を提供したADAは何倍も増える
Minswapの流動性プールに預けられているADAの20%は、
Cardanoでブロック生成できていない小規模プールに委任しているみたいです。
流動性提供者にとっては手数料収入に加えてADAのステーキング報酬も
同時に得られる、と公式ドキュメントのFAQには記載されているのですが
流動性提供の手数料0.3%に加えてステーキング報酬が得られるのか、
その辺りの資料が見つかりませんでした。
詳細が分かり次第更新します。
Minswapではいつでもハーヴェスト可能
SUNDAEやMINなどのファームトークンを引き出す事を
Farm(農場)になぞらえてHarvest(収穫)と言うのですが、
SundaeSwapでは約1ヶ月間は流動性トークンをステーキングしていないと
ハーヴェスト出来ないのに対し、Minswapではいつでもハーヴェストできます。
Minswapはまだリリースしてから日が浅いため、UniswapのようにV2やV3で
現時点の問題は改修されるかもしれませんね。
その日を心待ちしながらファーミングしていこうと思います♫
最後までご高覧いただきありがとうございました。